協議会設立までの経過

はじめに

市民協働のまちづくりとは


村上市では、『元気“e”まち村上市』を将来像に掲げ、その重点戦略に位置づけられているのが『定住の里づくり』です。子どもからお年寄りまですべての人が『終の棲家』としてこの地で暮らしていけるようなまちづくりを目指しており、そのための一つの施策として取り組みを進めているのが『市民協働のまちづくり』です。
地域と行政がお互いに知恵を出し合い、対等な立場で協力し合い、地域の特性を活かした活力ある地域づくりを進めることが『市民協働のまちづくり』です。 

市民協働のまちづくりで目指すこと


現在、少子高齢化に対応した地域コミュニティのあり方や集落維持のあり方について検討する時期にきており、また、今までの行政主導の画一的な進め方から地域の特性を活かし、行政では手が届きにくい地域特有の課題や要望などにきめ細かく対応することが重要になってきています。
村上市では、各地域に担当職員を配置し、また、人口および世帯数などにより算出した『交付金』を毎年度交付します。これらを活用して、様々な取り組みを地域が主体となって進め、地域住民が『住んでいて良かった』と心から思えるようなまちづくりを共に目指します。

「岩船まちづくり協議会」の役割


岩船まちづくり協議会は、地域の課題や将来などを考え、地域の特性に合った更なる活性化に必要な取り組みについて検討し、地域住民の協力を得ながら取り組みを実施する役割を担います。
地域全体の活性化のためには、その根幹をなす町内の活性化が大切になりますので、個々の町内や複数の町内が行うコミュニティ事業などに対し、活動費の支援などを行います。また、岩船地域は、各種団体の活動が活発に行われており、各種団体の取り組みによって、地域の活性化に繋がることが期待できるため、各種団体が取り組む協議会の趣旨に合った活性化事業に対する支援を行います。

「公民館事業」の継続


村上地区の4地域(岩船・瀬波・山辺里・上海府)の分館(公民館)については、平成23年度で廃止になり『村上地区公民館』として一本化されます。
『分館(公民館)事業』については、「村上地区公民館」と「市民協働のまちづくり」の中で整理し、継続していくことになりました。

村上市全体の取り組み状況


村上市全体では17の地域で平成24年2~3月に設立総会を開催し、平成23年度中に組織を立ち上げました。平成24年度からは、それぞれの地域特性に応じた事業を展開していきます。
 
村上地区:村上、岩船、瀬波、山辺里、上海府(5組織)
荒川地区:全体(1組織)
神林地区:神納、神納東、平林、砂山、西神納(5組織)
朝日地区:舘腰、三面、高根、猿沢、塩野町(5組織)
山北地区:全体(1組織)